少し前からフォーサーズ関連のブログで話題になっていますが、OLYMPUSのティザー広告が公開されています。
事の発端は4/3Rumorsの記事ですが、当初「新型フォーサーズ機の発表!」とされていましたが、当の記事も現時点では新しいWebサイトのティザー広告であると訂正されています。(たかがWebサイトの公開にわざわざティザー広告を打って、しかも「That anxious to evolve? (進化することをそんなにも切望しているのか?)」なんて大げさなキャッチコピーを付けるという感覚は私には理解できませんが... )
とは言うものの、E-3後継機(E-5?)の噂は根強く、タイミング的に来週のPMAや3月中旬のCP+と、大きな展示会が近いという事もあって、可能性的には高いのかなと思っています。
個人的にはE-3は大きさと重量的に許容できないのでその後継機もあまり期待はしていないのですが、最大の関心は撮像素子がどうなるかというところ。
OLYMPUSが現在使用している撮像素子はPanasonic製だが、別の噂でPanasonicの新しい撮像素子はローパスフィルタレスだとか二重露出機構を搭載しているという話があって、E-3後継機にはそれが搭載されるという見方が強いですが、どの噂もそれはPanasonicのGH1後継機用とされており、個人的にはそれがE-3後継機に搭載される事は無いと見ています。
その理由は、次の3点からGHx用撮像素子はスペシャル仕様でフォーサーズ汎用品として外販は無いと思われるからです。
- PanasonicのGH1に搭載されている撮像素子は、マイクロを含めたフォーサーズ機の中で唯一(トリミングでない)真のマルチアスペクトを実現している。すなわち、それは撮像素子サイズが標準サイズではなく一回り大きいという事を意味している。
- 先日、DxOのImage Quality DatabaseにパナソニックのGH1が追加されたが、モデル的には古いにもかかわらずフォーサーズの中ではダントツの1位。以前E-P1が出たときの比較記事でも、一見E-P1の方がシャープでノイズが少なく見えたが、拡大した比較ではE-P1は不自然に輪郭を強調した上にノイズ除去でのっぺりとした質感で、もう一方のGH1の方が自然で撮像素子の素性が良い様に見えた。(専用にチューニングされている?)
- 以前のインタビュー記事で、Panasonicの人がGH1用撮像素子はスペシャル仕様でフォーサーズ汎用品ではないと明言していた。(従って、コスト的には不利)
多分OLYMPUSがカスタムでオーダーすれば同様に作ってくれるかも知れないが、コスト的に折り合わないのではと思う。これがPanasonicが自社で撮像素子を作れる強みではと私は考えている。
従って、E-3後継に使用される撮像素子は、こちらもティザー広告が始まって一足先に発表されそうなPanasonicのG1後継機に搭載されたものを少しだけ(連写速度アップ)チューンアップしたものになると個人的には予想します。
なので、私としてはE-3後継機の発表よりもPanasonicのG1後継機がどんな撮像素子を搭載するかという事の方がE-3後継機を含めて今後1、2年のOLYMPUSのカメラの出来を占う上では重要だと思っています。
余談ですが、来週からアメリカでPMAが開催されますが、噂が正しいとするならば、E-3後継機もG1後継機もPMAの後に発表される見通しとなっています。例えば、Canonは今回のPMAへの出展を早々に見送っており、昨日、PENTAXもPMAに出展しないというニュースが出ていました。秋のフォトキナと合わせてカメラ関係の最大規模のイベントと思っていましたが、最近どうもPMAは重要性が薄くなっているように思います。
その代わり、日本でCP+が3月に実施されますが、それにはE-3後継機もG1後継機も発表は間に合いそうです。
CP+は神奈川で行われるので私も事前登録しました。行けたら行ってみようと思っています。
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