あまり面白そうなものが無いので行く気がしなかったのですが、先日の記事で「LUMIX-G2は通常のフォーサーズレンズもAF対応する」という記載に対して、ある人からPanasonicのホームページで公開されている仕様によると対応してなさそうというご指摘があり、自分自身で確認するために県内で行われているという事もあって最終日の午後から「パシフィコ横浜」で行われているCP+2010に行ってきました。
ちなみに、写真を撮るのがメインではないのでお供はDP-1です。
早速、Panasonicのブースに行ってLUMIX-G2を触りながら説明員の方にお話を伺いました。
Panasonicのマイクロフォーサーズ機はコントラストAF非対応のフォーサーズレンズのAFに対応していないけど今度はどうなんですか?と聞いたところ、即答で今度のG2は対応する方向になっていますと答えた後、「あ、でも実際の発表はどうだったかな」と言葉を濁していましたが、インプレスの「デジカメWatch」の記事に対応すると書かれていましたよと聞くと「ならそうなんでしょう」という回答でした。(でも完全に対応するとはいえませんがというお決まりの注釈付ですが)
正式発売までまだ時間があるので今後どうなるかはわかりませんが、少なくとも前向きに検討をしてくれている事は間違い無いと感じました。これを聞けただけでも行った甲斐がありました。
それにしても、LUMIX-G2を少し触ってみましたがAFスピードは更に磨きが掛かって、正直個人的にはもう十分というレベルのスピードになっていました。少なくともOLYMPUSのE-P2とは比べ物にならないです。
それと、LUMIX-G1ではシャッターを切った後に、いったん閉じてからまた開く(要するに2回切るのと同じ)関係で少しタイムラグを感じたのですが、G2ではあまり感じませんでした。Panasonicのマイクロフォーサーズは2世代目に入ったので確実にブラッシュアップされているように感じました。(この辺、説明員の方の話し振りからしても相当自信があるようです)
タッチパネルを使ったタッチシャッターのデモをやっていましたが、これが動く被写体にも見事にピントが合い手持ちでは厳しいですが三脚で固定されている状態ならば最高のUIと感じました。一見ギミックのような機能を完全に実用レベルに仕上げてくるあたりに、コマーシャルではイメージ先行の売り方をするけど技術的な面でもきちんとレベルアップしてくるところに強かさを感じました。
そうなると期待されるのは今年の秋に出るといわれているLUMIX-GH1後継機ですが、噂では撮像素子に新技術が搭載されると言われています。一方、OLYMPUSの方も秋にはE-3後継機が出るといわれていますが、焦点はこの新型撮像素子が搭載されるかどうかという事。個人的には搭載されない可能性の方が高いと見ています。
OLYMPUSとの共同開発ならば話は違いますが、現在のPanasonicの実力ならばOLYMPUSの力を借りる必要性はあまり無く、実際のところ一番最初は共同開発でしたがそれ以降は全てPanasonic単独開発になっています。その中でもGH1の撮像素子はスペシャルモデルで外販はされていません。従って、それをOLYMPUSに供給しなければならないという必然性やメリットがPanasonic側に無いからです。そうなるとE-3後継機は最新のしかも最上位機種でありながら新型撮像素子を使えないという笑えない状況になる可能性も低くは無いと私は思っています。
仮に、E-3後継機に新型撮像素子が供給されたとして、それは独占使用では無くGH1後継機と同じものであり、そうなった場合、E-3後継機があの大きさ(E-30程度になったとしても)である限り、個人的にはいずれにしてもGH1後継機を選択する事になります。
まあ、OLYMPUSにあっと驚く隠し玉がある事を当てにしないで期待しつつ、GH1後継機を楽しみに待つ事にしましょう。
[ おまけ ]
Panasonicのブースを見た後、隣のSONYのブースでSONYのミラーレス一眼のコンセプトモデルの写真を撮ろうとしたら、置いてある台がせり上がってあれよあれよという間におねーさんに持っていかれてしまいました。
くれぐれもこれはコンセプトモデルを撮ったのであっておねーさんを撮ったわけではありませんので誤解の無きように... (と、言いながらしっかり目線を頂いているあたり説得力に欠けますが...)
こちらはSIGMAのブースのサンプル映像。色合い等独特の癖を感じますが、何ともいえない味わいを感じさせる画ではありました。
こちらはカメラの歴史の展示ですが、中版の2眼のカメラでも今の基準で見ると驚くほどコンパクトでした。それと比べて現代のデジ一の肥大さ加減が何とも情けないです。
フォベオンセンサのカメラは金属の質感をうまく表現すると言われていますが、このLicaの質感を中々良い感じで表現してくれていると思います。
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